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2013年07月10日

処方薬依存の現状と治療的対応

埼玉県立精神医療センター・成瀬暢也先生の寄稿。
NPO全国薬物依存症者家族連合会 定期刊行物
「あまびき」2013年6月 40号 p.32~51.
以下は抜粋です。原文は買って読んでください。
有床精神科医療機関を受診した薬物関連精神疾患の
主たる薬物が 2010年には覚醒剤についで、ベンゾ
ジアゼピン系薬剤を中心とする鎮静剤が第2位になった。
処方薬依存として問題になる薬物には 次のようなものがある。
1. 向精神薬(鎮静系):特に睡眠剤と抗不安薬
1-1 ベンゾジアゼピン系および類似薬物:現在 使われる
多くの抗不安薬・睡眠剤。例:デパス、ハルシオンなど多数。
1-2バルビツレート系:かつて使われた睡眠剤(抗てんかん薬)。
例:ベゲタミン(合剤)、ラボナ、フェノバール。
2. 鎮痛剤:麻薬系と非麻薬系。
2-1 麻薬系:例 モルヒネ、コデイン、フェンタニル。
2-2 非麻薬系:我が国の問題の主麻薬指定でないため
使いやすい。例:ボルタレン、バファリンなど。
3. 中枢神経刺激剤
3-1 メチルフェニデート(リタリン):うつ病の適応で、ひき
こもりい多く使われたが、現在の適応はナルコレプシーのみ。
3-2 ベタナミン、サノレックス、麻黄など。リタリンの代用として使用される。

不眠を訴える睡眠薬依存症者への対応をも論じる。
三人の症例をあげる。
文献:
1.松本俊彦、”薬物依存臨床から見えてくる精神科薬物療法の課題”、精神科治療学。27:71-79,2012.
2.成瀬暢也、薬物依存・治療増刊号、91:1306-1311,2009.
3.山寺亘、”不眠症治療における精神医学の役割”、最新精神医学。16:657-663,2011.
4.田ケ谷浩邦、村山憲男、袴田優子、”睡眠剤の多剤併用の意義と問題点”、精神科治療学。27:15-22,2012.
5.寺尾岳、”中止しにくい向精神薬と多剤併用”、精神科治療学。27:81-86,2012.
  


Posted by 伝兵衛 at 14:57Comments(0)向精神薬