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伝兵衛
伝兵衛
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2012年04月05日

里親・胎児性ヘロイン中毒の一歳児を預かる(中)

人に自慢できる睦まじい家庭を夢みる人は 里子を迎えたら 
普通は がっかりする、とErpenbeckは言う。彼女は 社会教育の
専門教育を受けていて、7年前から里子を受け入れたいと
言う親に助言している。
どういう人が里親に向いているかと言うと、トラウマをもつ
子どもの障害と付き合える人、お金の面で何とかなる人、時間に
融通がきいて 精神的に安定している人、回りに友人や身内が
いる人、燃え尽きないように道楽をもっている人。次に紹介する
Martinaのような人だ。
マルティナは独身で、子どもはいない。2回 流産したことがあり、
2004年に38歳だった。ドイツで この年令で養子をむかえようと
思っても 歳を取り過ぎていた。その1年ほど前にハンブルク
青少年局の里親カードに登録していた。2004年の春に 青少年局
から電話がかかってきた。1歳のアフリカ系の女の子 シャリファを
里子に引き受ける気はないかと言う問い合わせだった。
女の子は可愛いけれど、完全に健康だとは言えない子だった。
その子の母親は 麻薬中毒にかかっているということだった。
マルティナは正看護婦で ヘロインの悪影響について知っていた。
形成の欠損・発達遅滞・発育障害を ヘロインは引き起こす
ことがある。
電話を受けた翌日、引き受けると返事した。今 シャリファは8歳。
2年生になっている。彼女は目が悪くて 学習も他の子より遅い。
実母のヘロイン依存症が この子の目にきたのだろうと 医者は
推測している。視力の悪いのを 除いて シャリファは普通の
8歳児である。週に一度 田舎へ馬に乗りに行く。夏休みに
行ったスウェーデンの話しをしてくれる。
2年前にシャリファに妹が来た。その子も里子だ。二人の子どもと
居ると 自分の子どもだった頃に 戻れるとマルティナは言う。自分の
子どもの時に 両親がしてくれたように 二人の子を道連れに
することができて 幸運だと思う。シャリファは4歳の時に初めて
実母のことを尋ねた。マルティナの髪はブロンドで シャリファの
髪は黒いのだから いつか尋ねられる日は 来るはずだった。
シャリファの両親は病気で 赤ちゃんの面倒を見られなかった
のだと マルティナは説明した。(続く)
http://www.stern.de/digital/online/pflegeeltern-die-wegbegleiter-1712224.html
  


Posted by 伝兵衛 at 07:14Comments(0)中欧事情