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伝兵衛
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2009年08月20日

まなざしの変化 見届けて/井垣康弘

産経新聞 2009年8月17日 夕刊
連載 君たちのために
から抜粋:
記事は買って読んでください。

私は、在官31年目から神戸家裁で非行少年の
事件を扱うようになり、少年院へ送る少年の
数も毎月何人にものぼったが、それは調査官や
鑑別所の処遇意見に従ったに過ぎなかった。
私自身は、少年たちが少年院での教育で更生する
ということが どうしても信用できなかった。

少年院へ行かせた少年の7割はそれ限りで
更生すると本に書いてあるし、調査結果も、
少年院送致がベストと出ているので、半信半疑の
まま少年院へ送り続けたのであった。
  
裁判員裁判が始まった。原則逆送制度により、
地方裁判所で審理される少年事件が毎年数十件
あるが、もう一度家裁へ戻す(少年院へ送る)と
いう決定が可能だ。裁判員がそう判断して
くれることを期待する。そして裁判員には、
家裁の少年審判を傍聴し、少年院へ面会に行き、
少年のまなざしの変化を実感していただきたい。
しかし、その判断のためには、少年院と少年刑務所
の現状がちゃんと分かる資料が必要である。
マスメディアが、両者を取材して、その違いも
よく分かるような作品(各30分程度)を作って
くれたら、審理の事前評議の時に見てもらうとよい。
その上で、裁判官と裁判員が一緒に、少年院と
少年刑務所を参観に行き、仮退院または仮釈放直前
の少年または受刑者と対面して懇談する機会
を持つと、両者のイメージがはっきりすると思う。           (弁護士、元家裁判事)

  


Posted by 伝兵衛 at 14:08Comments(0)