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2009年04月15日

「虐待」の自覚のない親 ・井垣 康弘

君たちのために
産経新聞 月曜 夕刊 連載
2009年4月13日 から 抜粋。
記事は 買って読んでください。

 暴走族と一緒にバイクを何台も強奪し、乗り回して
遊んでいた中学2年生が少年院に送られた。裁判官は
「ジコチューで他人に対する共感性がなく暴力肯定的価値観
を持っているから、それを直すため少年院に送る」と宣告した。
 
親子とも少年院送致は納得する。ただ、人格の矯正という
よりは「あれだけのことをやったのだから、『罰』としての
施設送りも当然だ」との受け止めである。
 少年をそのように育てたのは、父親の暴力と母親の
見て見ぬふりであったが、その肝心の原因については、
調査官も事前説明をせず、裁判官も審判で触れなかった
ため、親子とも分からないままであった。
 
実際の少年審判で、親に「虐待」の事実が突き付けられ
ておらず、今後の少年に対する対応の在り方についての
指導もなされていないと、親としては「ほっといた兄と
違って弟には頑張って『しつけ(実は暴力だったのだが)』を
してきたのに、なぜか悪い子になってしまった。体力で
負けるから、もう手は出せないが、どうしたらよいのだろう」と
深刻に悩む。
 こういう悩み方では答えが見つかるわけがない。
 実は、「虐待」の事実が明記されている鑑別結果通知と
少年調査票は、家裁から少年院と保護観察所へ順次
送られるから、少年院の法務教官や保護観察官が親に
説明しても間に合うのだが、それが実践されていない
ことがあるのだ。
     (弁護士、元家裁判事)
  


Posted by 伝兵衛 at 18:32Comments(0)