QRコード
QRCODE

和歌山の情報発信
ブログポータル

ログインはTOPページで
私も作ってみる


[PR] 和歌山情報ブログでチェックイコラブログ
[PR] 商品ページ1ページからリニューアル!!楽天ヤフーOK!現在キャンペーン


アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 4人
プロフィール
伝兵衛
伝兵衛
オーナーへメッセージ

2008年11月13日

試験観察の逃げ腰のわけ/井垣康弘

君たちのために
産経新聞 2008年11月12日 夕刊から抜粋。
記事は 買って読んでください。

 万引で保護観察にした中学3年生が、「もっと上手に」万引を
続けていた。再度の少年鑑別所入りで、少年は「結局捕まる
ことが分かった。もう止めます。試験観察にしてください」と、
審判廷で 「土下座」までして泣きながら訴えた。

 審判に列席していた中学の教師、保護司も 親も
少年の味方になった。
 しかし、鑑別所は「規範意識が内面化されておらず、
再非行のおそれが高いから、収容保護が相当」との意見で、
担当調査官は迷いに迷った。
 
試験観察は「バクチ」なのである。うまくいく時もあれば
そうでないこともある。
そして、似たようなケースで「成功」と「失敗」の
両方を経験することで、調査官のケース理解力は
著しく進展する。
   
 ただし、生活態度が改まらなかったという類の
失敗は痛くもかゆくもないが、現実に新しい被害者
を生んだ再非行は辛い。
 裁判官だって辛くないわけではないが、再非行の
内容によっては、調査官の落ち込み様はすさまじい。
この調査官は「おやじ狩り」による重傷事案という
みじめな失敗を経験したことがあり、以来
試験観察に逃げ腰になっていた。
    (弁護士、元家裁判事)
  


Posted by 伝兵衛 at 12:04Comments(0)