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伝兵衛
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2008年07月17日

作文ににじむ更生プロセス  井垣 康弘 

産経新聞 2008年7月16日 夕刊 
連載 君たちのために
から抜粋:
          
 少年院へ動向視察に行くのは、
教育の成果を確かめるためである。効果が上がって
いること自体は、本人と会った瞬間に分かる。
半年以上前の審判のときと比べて、本人の態度・
物腰・顔付き・物の言いようなど全体がまろやか
になっているのだ。
 そして、審判で「改善」が必要だと指摘した
諸問題(共感性や忍耐力の欠如など)の現在
の状況を尋ねる。話は聞き飽きない。
われわれも、何か年間目標を持って生活し
ないと進歩がなくてもったいないなと思わ
されたものである。

 話の最後には、少年院を出た後 家裁の近く
に来たら、少年裁判官室を訪ねてくれるように
頼む。実際に来てくれたのは2人だけだった。

 本人との面談だけでも本人の改善状況は
分かったものの、そのプロセスも知りたい。
プロセスが分かると、審判で少年院へ送るか
どうか迷う事案の参考になるかもしれないと
思った。そこで教育資料全部を見せてくれるよう
に頼んだ。        
  日記と作文が主なものであった。
被害者の遺族への手紙は教育の方法とし
て書かせているもので、被害者の遺族に
お送りさせてはいないとのことであった。惜しい。
  日記は 毎日の「泊まり」の教官が赤字で
コメントを書き込んでいる。
 日記は、それから1時間余り本人と面談するに
当たって、大いに参考になった。
(弁護士、元家裁判事)
  


Posted by 伝兵衛 at 10:28Comments(0)