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2008年07月03日

歓迎された「動向視察」/井垣康弘弁護士

産経新聞 連載 君たちのために 
2008年7月2日 夕刊から 抜粋:

少年審判規則に、「保護処分の決定をした裁判官
は、当該少年の動向に関心を持ち、随時、その成
績を視察するように努めなければならない」と書いてある。
 これを「動向視察」と言う。

神戸家裁で 少年事件を 担当してしばらくして、
少年院を訪れ、用件が終わって院長と雑談している
と、「裁判官から半年前に送られた少年が会いたい
と言っています」と告げられた。
 私が書いた決定書には「自己中心的で共感性と
忍耐力がないと言う三大欠点が改善されないと
将来
に全く展望が持てない」と記載されていた。
 少年に面会すると、「本を1冊丸ごと読めるようになりました」
と顔をクシャクシャさせながら言った。漢字だらけの
本が読めることが心底うれしいみたいだ。
 車の免許も取れるし、新聞だって読めるし、もうこれで
人並みの人生が送れるという手応えをつかんだのだろう。
   
それ以降、少年院送致 (長期処遇)の決定をする
場合には、審判の席で、8~10カ月後に面会に行く
と予告するようになった。

 少年院における教育記録全部を見せてもらったが、
その中で最も印象深いのが、少年が毎晩書いている
日記とここに書き込まれている教官の寸評であった。
(弁護士、元家裁判事)

★ブログ管理人の蛇足:
上記の記事のうち 
>>自己中心的で共感性と忍耐力がない
と言う三大欠点<<
という所が 身につまされます。
   


Posted by 伝兵衛 at 18:07Comments(0)